稽古とコロナ
11月もあと残すところ数日
12月13日に無観客で、『変身』の舞台出演します。
絶賛稽古中です。もちろんコロナ対策をしながらです。
出演者4名、演出家1名の計5名。
今まで10人以上の役者で場所の取り合いになるような場所を贅沢に使っています。
コロナ感染者が増え、重症者や死亡者も増えてきています。
みんなが耐えに耐えてきて、それでも寒くなると風邪やインフルエンザが流行るようにまたコロナ感染者が増えることも分かっていたこと。だから気を緩めず、気をつける!
できそうで、できないこと。
人によっては、大切なものが違っているから。
到底分かり合えない人もいる。
その人たちにどんなに訴えても時間の無駄、それより自分が出来ることを精一杯やるしかない。
最近そんな気持ちにさせられました。
あまりネガティブな事は書きたくないので
カフカの『変身』
小説で読み終えた後の、なんとも切ない思い。
宇吹さんが脚色して、このなんとも切ないが、更に増してズンと胸の奥を貫かれるほどの切なさやるせなさで涙が零れ落ちました。
不条理なのです。
ある朝男が毒虫になっていたなんて、突拍子もない話、でもそれは象徴
毒虫になったグレゴール
それは色々なものに置き換えられる
この世は本当に不条理です。
まさに今このコロナの世の中そのもの
自分の中にある正義(正当化)から物事を見ると、それから外れたものは悪でしかない
異物、見知らぬもの、未知なるものを排除していく社会
無観客舞台
配信される動画も全編ではないようなので
とても残念です
生の舞台で観劇していただきたかった。
憎むべきはコロナであって人ではない
苦難は乗り越えるために与えられるもの
必ず未来はやってきます
今は目の前に稽古に励みます
コロナに感染せず、感染させないように気をつけながら
0コメント