ありがとうございました
5月9日から始まった『叫べ!生きる、黒い肌で』12日に無事に終演しました。
突然のキャスト降板による変更にもかかわらず、無事に幕を閉じることが出来たことに感謝しかありません。
プロデュース公演ならではの、初めましての役者さんばかりで、沢山のことが学びでもありました。
アブラクサスさんの作品は、女性を中心としたお話が多いようで、今回もシバーナ(ユーニス)とビリーの友情であり愛の物語でもありました。二人の母を持つサラ、彼女が母の真実を知りたいというところから物語は始まります。その最初のシーンで、あたしの演じるメアリー(サラの義理の祖母)から、シバーナとビリーとの話が展開し始めます。
タイトルにもあるように、黒い肌
これは、1960年代のアメリカ、人種差別がまだ根強いアメリカでの話でした。
平等と自由を求めて闘ってきた人々によって、今の時代がある。でも、本当に人種差別は無くなったのか、本当の自由と平等とは、、それを観ている人に問いかけるような作品でもあったような気がします。
主役であるシバーナを演じたSetsukoさん、あたしの娘役でした。
モデルとなったニーナ・シモンの心の叫びを演技と歌で表現出来たのは、彼女だったからだと思う程のはまり役でした!
孫のサラちゃんです!もしかしたら、今回一番役者として成長したのかもしれません。残念ながら今回の舞台でしばらくお休みするようです!いつかまた戻ってきて共演できる事を願っています。
全く本編とは関係ない写真。
アンディ役の石田さん、天才ピアニスト役風の写真です。
舞台上でも楽屋でも、無くてはならない存在でした。最高のムードメーカーでした!
今回頂いた役は、黒人の敬虔なクリスチャンで女性の牧師メアリー。
アメリカ南部の奴隷時代、キリスト教という教えが生きる上での救いであった。人として扱われない、家畜のように使われ、虫けらのように殺されても文句は言えない。それを受け入れて生きていくために、この苦しみは神様から与えられた苦行で、これを乗り越えれば天国へ行ける!だから、耐える、万が一にも反抗しても必ず報復された歴史が親の世代でもあったメアリーにとっては、平等を求めて運動するなど考えられない、そして厳しい宗教の教えを守っていることこそが、生きていける道。それを信じて守る事をやめてしまう方が恐怖でもあった。
実際にはクリスチャンではないあたしが、キリスト教について調べて、メソジスト派の教会に足を運び、実際のクリスチャンである方々にお話を聞けました。
舞台の成功を祈って頂き、観に来てもいただけました。
こういった出会いにも感謝しかありません。
今回の作品に出演出来たことにも感謝です。共演者はもちろん、沢山の支えて頂いたスタッフさん、影ながら応援してくださった方々に心から感謝致します。
ありがとうございました😊
0コメント