演じるということ
感受性の強いあたしは、感情での表現、所謂喜怒哀楽を出すのが比較的得意な方で、それはある意味良いところでもあるが、それがデメリットにもなる。
舞台では、相手役がいてお客様がいる。自分だけで芝居をしても何もならない。
たとえ、台本に泣くと書かれていても、その泣くの意味をちゃんと理解して、どういう見え方なのかも考えなきゃいけない。
演技って、演じる技術なんだって、感性や感受性だけで出来るものじゃなくて、もしそれでやってしまったら自分のその感情に浸った人になってしまう。見ている側が置いてけぼりを食らう!
演技の勉強をしていてよく言われたのは、役の目的は何なのか。それがわかれば意外とシンプルに演じられるはず。でもそれが難しい。経験があり過ぎるから、シンプルにするには余計なものを剥ぎ取っていかなければいけない、変なプライドも捨てなきゃいけない。これも断捨離なのか?
目的がわかって、そう自分で演じているつもりでもお客様にそう見えなければそれは違う!だから模索する、そう見えるには?そう見える人の行動は?
自分のアクションによって相手役に与える影響、それも考えなきゃいけない。セリフは覚えてただ言えばいいだけじゃないし、感情を込めて言うだけなら失礼ながらお遊戯でしかない。
作品の中でのバランスもある、協調性、掛け合い、バトンを繋いでいく。
より良い作品にする為に、皆が努力して必ずそのバトンは繋がれていく!そう信じれるメンバーだから!妥協せず突き進む。
0コメント