山梨県立盲学校へ
6月11日、生憎の雨の中、山梨県立盲学校へ見学に行ってきました。
次回出演の舞台、ヘレンケラー の物語「optimism」の勉強もかねて、実際の盲学校の授業や給食の風景を見学させて頂きました。
目が見えなくなること、先天性か後天性か、それは大きな違いで、良いとも悪いともいえません。
今あるこの風景を認識するかしないか、無といものから生み出される想像力の凄さ。
生まれてすぐに視力を失うということは、物の存在を手に触れて感じ、想像するということ、もちろん色という認識も、それらを自らで想像して生み出していくこと。
成人して何らかの病気等で視力を失うということ、それは、あったものを失うということ、そちらの方が精神的なショックは大きいようです。
どちらにしろ、生きていく為の教育が必要となります。コミュニケーションをとるために、今は点字があります。
聴覚を失った方には、手話があります。
ヘレンケラー は盲ろう者です。
指文字や点字によってコミュニケーションをとることが出来るようになりますが、言葉や文字、物の存在の認識のない彼女にまずそれを教えること、それが人として生きていく為の第一歩だったようです。それを教えてくれたのが、サリバン先生。
私が演じるのは、ヘレンの母親ケイト。
愛してはいるが、どうしてあげればいいのかわからず、必死で何かを探し、サリバン先生に出会えた。ヘレン同様にケイトにとってもサリバンは大切な人となったのでしょう
。
学校という場所、教育の大切さを改めて実感しました。
こちらの学校では、盲ろう資料の保存の為の寄付を募っています。
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